クラシックカーがずらりと並んだ会場

　往年の名車が大集結―。六戸町の舘野公園で3日、春の恒例イベント「クラシックカーミーティング」が開かれた。遅咲きの桜の花が残る会場には、オーナー自慢の愛車約230台がずらり。青森県内外から訪れた愛好者らが車談義に花を咲かせたり、手入れされた車体をカメラに収めたりして、楽しいひとときを過ごした。 　イベントは六戸クラシックカー倶楽部（苫米地和夫代表）が主催。新型コロナウイルス禍による3年間の中止を経て昨年復活し、今年で11回目を数える。無料で当日参加できるとあって、毎回200台以上が集結し、にぎわいを見せる。 　会場には、ダッドサン・ブルーバードやトヨタ・パブリカのほか、キャデラックといった外車まで、時代を彩った大衆車や高級車が集まった。カレーやラーメンなどの出店も並び、うららかな陽気の下、バーベキューやキャンプを楽しむ人の姿もあった。 　1970年式の日産グロリアが愛車で、弘前市から訪れた寺島健さん（45）は「昨年から参加しているが、六戸のこのイベントは自由な雰囲気が心地よい。町の人とも楽しく話せて良かった」と笑顔を見せた。