【MLB】ソト、バーンズ、テオスカー・ヘルナンデスなど13人の選手がクオリファイング・オファーを受ける
日本時間11月5日、各球団が自軍のFA選手に対してクオリファイング・オファーを提示する期限を迎え、ヤンキースのフアン・ソト、オリオールズのコービン・バーンズ、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデスなど、合計13人のFA選手に対してクオリファイング・オファーが提示された。クオリファイング・オファーとは、FA選手に対して決まった額の1年契約(今オフは2105万ドル=年俸上位125選手の平均)を提示するものであり、これを拒否した選手が他球団と契約した場合、元所属球団はドラフト指名権の補償を得ることができる。 クオリファイング・オファーの仕組み クオリファイング・オファーの制度が始まった2012年オフ以降、これまでに131人の選手がクオリファイング・オファーを提示されているが、それを受諾して残留したのは13人だけ。基本的には「元所属球団がドラフト指名権の補償を得るために大物FA選手に対して提示する」という意味合いが強く、拒否されるのが前提となっている。 今オフはウィリー・アダメス(ブリュワーズ)、ピート・アロンソ(メッツ)、アレックス・ブレグマン(アストロズ)、コービン・バーンズ(オリオールズ)、マックス・フリード(ブレーブス)、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)、ショーン・マナイア(メッツ)、ニック・マルティネス(レッズ)、ニック・ピベッタ(レッドソックス)、アンソニー・サンタンデール(オリオールズ)、ルイス・セベリーノ(メッツ)、フアン・ソト(ヤンキース)、クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス)の13人に対してクオリファイング・オファーが提示されたが、大半の選手は複数年契約を得るために、クオリファイング・オファーを拒否することになるだろう。 クオリファイング・オファーを提示されたなかった有力FA選手は、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)、シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)、ジュリクソン・プロファー(パドレス)、キム・ハソン(パドレス)、タイラー・オニール(レッドソックス)、グレイバー・トーレス(ヤンキース)といった顔ぶれ。また、過去にクオリファイング・オファーの提示を受けたことがある選手や今季途中に移籍した選手は対象外となるため、ブレイク・スネル(ジャイアンツ)、ジャック・フラハティ(ドジャース)、菊池雄星(アストロズ)らはクオリファイング・オファーの提示を受けることなくFAとなっている。