「勤続20年」あるかどうかで退職金が大きく変わります。「年数」のカウント方法は12月末? 年度ごと? どういうカウントなのでしょうか
退職金の規定がどのようになっているか確認しておく
退職金は、必ず支払われるものではなく、支給条件も会社ごとでそれぞれに決められています。例えば、勤続年数を3年以上としているケースもあれば、5年以上としているケースなどさまざまです。 細かい計算方法も会社によって変わってくるため、就業規則を見て確認しておくといいでしょう。自分の退職金がどれくらいになりそうか試算し、勤続年数から算出できる退職所得控除と比較すれば、退職所得を割り出すことができます。ボーナスがある会社であれば、支給時期もあわせてチェックしておけば安心です。
退職金の勤続年数は端数が切り上げされる
説明したように、退職金を計算する際の勤続年数は端数が切り上げになり、数ヶ月でも1年として計算されます。そして、所得税や住民税がかかるかどうかのポイントは退職所得控除です。勤続年数が20年以下か20年を超えているかで退職所得控除を求める計算は変わってきます。そのことを踏まえて、退職するタイミングは慎重に考えて決めましょう。 出典 国税庁 No.1420 退職金を受け取ったとき(退職所得) 国税庁 No.2732退職手当等に対する源泉徴収 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部