欧州移籍を推薦!? 外国人アドバイザーが激推しする高校サッカー最強の逸材(4)まさに「唯一無二」。最高のボックス・トゥ・ボックス
12月28日に開幕した第103回全国高校サッカー選手権大会。ここには、未来の日本サッカーを担っていくであろう逸材たちが数多く存在している。その中でもとくに注目すべきは誰なのか。今回は、公認スカウトの資格を持ち、数々の国際的な移籍に携わってきただけでなく、日本サッカーにも精通するイタリア人アドバイザーのフランチェスコ・ヴィッラ氏に、高校サッカー最強の逸材を選んでもらった。(選出・文:フランチェスコ・ヴィッラ、翻訳:佐藤徳和)
MF:嶋本悠大(しまもと・ゆうだい) 生年月日:2006年10月26日 所属:大津(熊本) アドバイザーとしてのキャリアを通じて、これまで様々なチームと話し合い、それぞれのニーズに合った適切な選手を見つける手助けをしてきました。その中で、常に最も需要が高く、探し当てるのが困難なポジションの一つが「ボックス・トゥ・ボックス」の役割を果たせる、攻守に優れたセントラルMFです。 通常、MFは攻撃面か守備面のどちらかが得意であることが多いのですが、嶋本悠大を見ると、攻守のバランスが完璧に取れた選手であることが分かります。攻守の切り替えに秀で、卓越した技術と素晴らしいフィジカルを持ち、タイミングよく適切なプレーが可能で、そして試合の流れをしっかりと読むことができる選手です。 また、ボール奪取能力に優れるだけでなく、攻撃面での飛び出しにも長けています。パワフルでありながら滑らかな走りも見せ、アシスト面での貢献だけでなく、高い得点力も備えています。まさに「唯一無二」と呼べる選手です。この若者について、将来さらに注目されることは間違いないでしょう。
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