前期里見氏をテーマに 安房公民館連携講座に62人(千葉県)
「房総里見氏~歴史の幕開け~」をテーマにした講座が、南房総市白浜地区などであった。62人が講演や里見氏の菩提(ぼだい)寺である杖珠院などでの現地学習で、学びを深めた。 安房4市町の公民館で構成する安房地区公民館連絡協議会による連携講座で、今回は館山市が担当し、前期里見氏の軌跡をクローズアップした。 まず白浜コミュニティセンターで、初代里見氏から4代までそれぞれの代ごとについて、館山市立博物館学芸員から説明を聞いた後、2班に分かれて里見氏とゆかりのある青根原神社や満願寺など学芸員の解説を受けながら散策した。 初代里見義実公の供養塔がある杖珠院では、同院の歴史や地元の白浜に伝わる言い伝えなど、住職の話に熱心に聞き入っていた。 閉講式が行われた道の駅グリーンファーム館山では、近くの稲村城跡について学芸員からの解説にも耳を傾けた。 参加者からは「説明が分かりやすく、里見氏のことがよく分かった」「また講座に参加したい」「次は稲村城跡にも実際に行ってみたい」などと感想を話していた。