ドラフト1位中村、長崎の母校・諫早農高を訪問 「期待に応えたい」 ヤクルトにちなんだ歓迎も
ヤクルトからドラフト1位指名された愛知工大の中村優斗投手が31日、母校の諫早農高(長崎県諫早市)を訪れ、全校生徒約800人の前で「まだスタート地点に立っただけ。これからもいい報告ができるよう頑張っていきたい」と抱負を述べた。 中村は最速160キロの速球と切れ味鋭い変化球を併せ持つアマチュア界屈指の右腕。高校までは無名だったが、大学で体づくりに力を入れ、大きく成長した。ヤクルトからは即戦力として期待されている。 この日は在校生らの大きな拍手に迎えられて体育館に入場。前田達彦校長が「プロの世界は平たんな道ではないと思うが、母校はいつでも背中を押し、応援し続ける」と激励し、3年時に担任だった西村健幸教諭は「勉強も手を抜かず、3年間で12個の資格を取得した。こんなに資格を持つプロ選手はいないのでは」と笑いを誘った。 続いて生徒を代表して、竹馬絆奈生徒会長が花束を贈呈。野球部員がヤクルトの応援曲として知られる「東京音頭」を披露して会場を盛り上げた。中村は「すごい会を開いていただいて感謝しかない。ここからが本当の勝負。期待に応えられるように頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。 中村は同日、諫早市役所も訪問。大久保潔重市長らに活躍を誓った。