「命ある限り、核兵器の禁止や廃絶を目指す」 日本被団協の松浦代表理事がノーベル平和賞受賞式から帰国 現地では被爆体験を語るなどして核兵器の廃絶を訴える
ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表団がノルウェーから帰国し、代表理事を務める愛媛県松山市の松浦秀人さんも核廃絶への思いを新たにしました。 【詳しく見る】松浦さんは、授賞式などの報告会を来月開く予定 ノーベル平和賞の授賞式に出席した日本被団協の松浦秀人さんは、13日午後、松山空港に到着しました。 日本被団協 代表理事 松浦秀人さん 「ありがとうございます」 松浦さんは、広島への原爆投下によって母親のお腹の中で被爆した、胎内被爆者で、日本被団協の四国地区代表理事として授賞式に出席しました。 松浦さん 「授賞式は非常に厳粛な空気の中行われました。日本被団協がこれからもなお命ある限り、核兵器の禁止や廃絶を目指して頑張っていきたい。そういう期待を込めてノーベル平和賞が送られたと改めて感じた」 松浦さんは、4日間、オスロに滞在し、現地の大学生たちに被爆体験を語るなどして核兵器の廃絶を訴えました。 松浦さん 「核兵器は、放射線放射能というのは、時間と空間を越えて人間を苦しめるそういう意味で核兵器は絶対に許してはいけない。人類とは共存できない兵器だと強く訴えた」 松浦さんは、授賞式などの報告会を来月13日に松山市総合コミュニティセンターで開く予定です。