特大貨物列車、7年ぶり北海道疾走 80トンの変圧器運搬
【旭川】重量物を運ぶための特殊貨車「シキ800形式大物車」を使った、JR貨物の特大貨物列車が26日夜から27日未明にかけ、約80トンの変圧器を載せて、苫小牧市から旭川市までJR北海道の鉄路を走り抜けた。道内を走行するのは7年ぶり。 【動画】「特大貨物」シキ800形式大物車が7年ぶりに北海道内走る シキ800は、積み荷に合わせて伸縮できる全長30メートル近い車体の下に、重量を分散させるため計32個の車輪を備えているのが特徴。積載時は最高速度が45キロに制限されることもあり、ゆっくりと走る黒い車体の下に車輪が並ぶ様は、ムカデなどの多足生物のようにも見える。 普段は栃木県小山市のJR東北線小山駅に置かれ、旭川市近郊の変電所用変圧器の輸送のため、青函トンネル経由で「出張」してきた。