11月1日~2日頃 前線の活動が活発 西・東日本の日本海側は警報級の大雨の恐れも
石垣島など先島諸島では、台風21号の影響で11月1日(金)頃にかけて大荒れや大しけになる所があるでしょう。11月1日(金)から11月2日(土)頃は、九州から東北は前線の影響で雨の降る所が多く、西日本や東日本の日本海側では警報級の大雨になるおそれがあります。3連休の前半は、お出かけにはあいにくの天気になりそうです。
明日30日(水) 通勤・通学の時間帯 短時間強雨に注意
今日29日(火)の夜から明日30日(水)の朝にかけて、関東の南岸を低気圧が通過する見通しです。 九州から近畿の雨は明け方までですが、関東や北陸、東北は朝まで雨の降る所が多いでしょう。低気圧に近い関東~東北の沿岸では、短い時間にザッと雨の降り方が強まる所もありそうです。北よりの風も強まるため、通勤・通学の時間帯は足元が濡れてしまうこともあるでしょう。体を冷やさないよう、お気をつけください。 日中は天気が回復して、気温がグンと上がります。最高気温は関東から九州では20℃を超える所が多く、25℃近くまで上がる所もあるでしょう。朝と昼間の気温差が大きくなりますので、服装でうまく調節してください。
台風21号はさらに発達 31日(木)に先島諸島へ接近
午後3時現在、大型で強い台風21号は、このあとも発達しながら北よりに進む見込みです。 明日30日(水)9時には1番上のランクの「非常に強い」勢力になり、31日(木)に先島諸島に接近するでしょう。台風の接近に伴い、先島諸島では明日から非常に強い風が吹き、31日(木)は暴風になる所がありそうです。11月1日(金)頃にかけて暴風や高波に警戒してください。 沖縄本島地方でもうねりを伴い波が高く、明日30日(水)は次第にしける見込みです。31日(木)から11月1日(金)頃は台風の進路等によっては、大しけになるおそれがあります。 また、沖縄本島地方では明日30日(水)にかけて、先島諸島では31日(木)にかけて、台風の進路や雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨になるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分ご注意ください。
11月1日(金)~2日(土) 西日本と東日本の日本海側では警報級の大雨のおそれ
11月1日(金)~2⽇(土)頃は本州付近に前線が停滞し、前線上を台風から変わる低気圧が通過する見通しです。前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になるでしょう。 1日は西から雨の範囲が広がり、3連休初日の2日(土)は九州から東北で雨の降る所が多いでしょう。ザッと雨の降り方が強まり、沿岸では風が強まる所もありそうです。⻄⽇本と東⽇本の⽇本海側では、暖かく湿った空気の流れ込みの程度等によっては警報級の⼤⾬になるおそれがあります。予報にはまだ幅がありますので、最新の気象情報にこまめにチェックしてください。
日本気象協会 本社 岡本 朋子