「暴風警報下で登校」判断の遅れ認めた福岡市教委 北九州市は「強風域に入る見込み」が休校基準 分かれた対応
■福岡市教委「判断の遅れ」今後検証へ 強風の中で登校させたうえ、すぐに下校させることになり保護者や教員から批判の声が上がりました。このため福岡市教育委は29日午後8時半ごろ、学校を通じて保護者に謝罪のメールを送りました。 福岡市教委 浦塚一郎 教育支援部長「もう少し早く判断できなかったのかという声は届いています。6時半(の警報)を契機に見直したので、混乱につながってしなったのかなと思っています」 福岡市教委は判断の遅れを認め、なぜ判断が遅れたのかを今後検証するとしています。 ■自治体により割れた対応 台風10号接近に伴う対応には、福岡県内の自治体により違いがありました。 8月28日時点で、北九州市と久留米市は29日と30日の臨時休校を決定しました。 一方、福岡市、春日市、筑紫野市、太宰府市、糸島市は、29日は給食終了後に下校、30日は臨時休校としていました。 春日市は29日午前5時半に、風が前日より強くなってきたため臨時休校を決定、午前6時ごろに保護者にメールで連絡しました。太宰府市と糸島市も、午前6時に臨時休校を決定しています。いずれも暴風警報が発表される前に判断していました。午前6時29分に気象台が福岡地方に暴風警報を発表した後、筑紫野市は午前7時に臨時休校を決定しました。 一方、福岡市は「児童を一旦登校させた後、速やかに下校させる」と方針を決定しました。保護者にメールを送った時間は、学校によりばらつきがありますが、午前9時前後です。対応した小学校の教員からは「学校は大混乱だった」「教育委員会の判断が遅い」といった声も上がっています。
RKB毎日放送
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