お歳暮商戦 今年のトレンドは 百貨店にも特設売り場〈仙台市〉
年末を前に恒例の「お歳暮商戦」が仙台市内の百貨店で始まりました。平均単価などは大きく変わらないものの、贈り物の内容は世の中の流れを反映し変化しているようです。 仙台三越では開店前に従業員が集まりお歳暮商戦のスタートを切りました。今年の特設売り場ではカタログギフトを含め去年とほぼ同じおよそ2500点の商品を取り揃えています。 買い物客 「地元で有名なというと、笹かまぼこが定番」 「値段優先で5000円程度」 お歳暮の定番商品といえば「笹かまぼこ」や「牛タン」など仙台・宮城の名産品です。 記者リポート 「秋保ワイナリーのシードルやワインのセット。お歳暮でしか購入できない白謙の笹かまぼこ「献夢」など仙台三越では仙台・宮城の名産品を多く取り揃えています」 「献夢」は仙台三越限定で、扱いは「お歳暮商品」だけという笹かまぼこです。三越は今年大切な方へ贈るものとして、こうした地元の名産品に力をいれています。「せり鍋」や「生食用かき」などの限定商品で、特別感のある宮城の名産品を多く取り揃えています。 仙台三越 小宮仁奈子社長 「いいもの、東北ならではのもの、おすすめのものがたくさんあるので、ご来店いただいた時には期待してほしい」 仙台三越では、ほかにも自宅で贅沢な時間を楽しみたい人のための「自宅限定便」や手頃な価格でちょっとしたあいさつ代わりにもなる「きもちギフト」も人気だということです。 こちらはきのうオープンした青葉区の藤崎の「冬のギフトセンター」。およそ1700点の商品が取り揃えられています。こちらも定番の牛タンや笹かまぼこなどは不動の人気です。一方世の中の傾向を受けた変化も…。 堤勇高アナウンサー 「笹かまぼこや牛タンハムといった定番商品の他に、最近ではあちらのような一食ずつが小分けになっていたり、電子レンジで温めてすぐ食べられたりと、手軽なギフトも人気が高まっているということです」 核家族化を意識した商品や手間のかからない料理の商品が人気だといいます。 買い物客 「贈る相手が家族が少ないので、家族一人で大きいの贈られても困るでしょ、そういうのは気を付けますね」 Q.値段は? 「上がってるんでしょうけど、気持ちだからね」 ほかにもワインやローストビーフなど受け取った相手がクリスマスに楽しめるような商品も近年のトレンドだそうです。 藤崎 高橋悦子さん 「近しい方、家族、友人に贈られる方も増えてきていますので、年末やクリスマスに相手の方がワクワクするようなものを選び方も楽しみながら選んでいただけたらと思います」
仙台放送