明日44歳のイチローがマイアミで2018年へ向け始動「自分自身とのバトル」
来季の契約がまだ未定の マーリンズのイチロー(43)がマーリンズの本拠地のマイアミに居残り練習を続け、早くも2018年シーズンに向けて始動している。 地元のマイアミヘラルド紙が 「間もなく44歳になるイチローはマーリンズのシーズンが終わった後も、球場に現れている」という見出しで報じたもの。 イチローは、明日22日に44歳の誕生日を迎えるが、まだマーリンズは、来季も契約を更新するか、それとも手放すのかの姿勢を明らかにしていない。 マーリンズは、ポストシーズンに進出できず、レギュラーシーズンで終了。シーズン終了直後には、新しいオーナーとなった元ヤンキースのジーター氏が会見し、チームを大きく変える可能性のあることを示唆した。 大きな変化が待ち受ける中でイチローは、いつも通りの練習を続けている。 同紙の記事は、「メジャーリーグで2番目に年長の選手で、マーリンズでは、他の選手よりもかけ離れて最年長である選手は、ロッカーの前でストレッチをしている。ロッカーには、仕切りがあるだけで、用具も衣服もない。他の選手はシーズンが終わった10月1日に全てを片付けてしまった」と、空っぽのロッカールームで、イチローがストレッチしていることを伝えた。 さらに 「外野手のスタントンはメキシコへ行き、投手のダン・ストレイリーはオレゴン州へ帰った。一塁手のジャスティン・ボーアは、バージニアへ向かった。外野手のクリスチャン・イエリッチは、カリフォルニアへ帰った。彼らは球場を離れ、来年2月にスプリングトレーニングが始まるまでのオフシーズンを楽しむ」と、他の選手のオフの動きを説明、「例外が一人。イチロー・スズキだ」と、イチローの居残り練習が異例であることを強調した。 「今週の日曜日に44歳になるイチローにとって、カレンダー上では、そうであっても、野球は終わっていない。決して終わらない。殿堂入りが、ほぼ確実で、何もやり残したことはないように見えるが、イチローはマーリンズパークに毎日通い、室内の打撃ケージでスイングの技を磨き、フィールドでボールを投げ、捕り、ランニングをししている」と、その練習風景を描写した。 44歳になるイチローは、野球生命を伸ばすために練習をしているのではなく、いつもやってきたことを今年のオフもやっている。同紙の記事も「彼がプレーをしている限り、彼は、ほとんど毎オフシーズンをこのように過ごしている」と説明している。 イチローは記事を書いたスペンサー記者の取材に通訳を通じてこのように話したそうだ。 「一度、休もうとしたことがある。それが助けになるかを知りたかったので、一か月間、練習をしなかった。しかし、そうすると自分の体が、自分自身の体と感じられなくなった」 試験的にオフに一か月間休んだのは、2005年のことだったという。