アーセナル得点力増の秘密は“ウーデゴーの高い位置” 「今日はジョルジーニョとデクランが代わりにやってくれた」
リーグ最多の得失点差だ
プレミアリーグ第26節で、ニューカッスルを4-1と退けたアーセナル。ミッドウィークのCLポルト戦では枠内シュート0に終わり、終了間際の劇的弾で敗戦を喫していただけにやや心配されたが、蓋を開けてみれば大勝、年明けからリーグ戦6戦で25得点3失点を記録することになった。 最近の攻撃力の向上について、キャプテンのマルティン・ウーデゴーは試合後のインタビューで、次のように語っている。 「今日の僕らはとてもアグレッシブだった。ジョルジーニョとデクラン・ライスはラインの間を縫うのがうまくて、そこが違いだった」 「僕らはファイナルサードでプレイして、常に何かを生み出したいと思っている。いくつかの違うやり方でプレイしてきて、僕はもう少し位置を落としていたけど、今日はジョルジーニョとデクランがそれをやってくれた。僕は、もう少し高い位置でプレイした」 ウーデゴーが高い位置でチャンスメイクするときが、アーセナルが怖さを発揮するときだ。6-0と大勝したウェストハム戦でも、試合途中からベン・ホワイトが中盤の位置でMF化することでウーデゴーの位置が上がり、大量のチャンスを生み出していた。ニューカッスル戦やリヴァプール戦では、中盤の低い位置でジョルジーニョとデクラン・ライスが奪い役、さばき役をやってくれたため、ウーデゴーは高い位置にとどまることができていた。 シーズン序盤にはなかなか得点が決まらず苦労していたアーセナルだが、今ではリーグでもっとも多い得失点差「+39」を抱えるまでになった。ウーデゴーはいまの快進撃を「夢を生きている」と表現した。今季こそはタイトルに手が届くのか、アーセナルを率いる若きキャプテンのチャンスメイクに期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部