NY紙がジャッジを辛辣批判!「手遅れになる前に打順を(3番から)降格する必要がある!」3三振でブレーキとなったヤ軍“2冠王”をWシリーズ初戦敗戦の“戦犯”に指名
今回のWシリーズは、「54―59」を成し遂げて本塁打、打点(130)のナ・リーグ“2冠王”を獲得した大谷と、58本塁打、144打点でア・リーグの“2冠王”を獲得したジャッジの両リーグのMVP最有力候補である2人の対決が注目を集めていた。両リーグの本塁打王がWシリーズで対戦するのは68年ぶりで、50本以上を放った打者の対決は史上初だった。 大谷は、1回に特大のセンターフライを放つものの、エースのゲリッド・コールの前に3打席までは、1三振を含むノーヒット。だが、1点を追う8回に一死からライトフェンス上部を直撃する二塁打を放ち、ヤンキースの中継プレーが乱れる間に三塁を陥れ、ムーキー・ベッツのセンターへの犠飛で同点ホームを踏んだ。 さらに2-3で迎えた9回一死一、二塁からレフトへのファウルフライに倒れたが、アレックス・バードューゴが、捕球後に観客席に倒れ込んだため走者が二、三塁に進塁した。一塁が空いたことで、ヤンキースベンチは、ベッツを申告敬遠し、左対左の対決となるフリーマンとの対決を選び、逆転満塁サヨナラ弾が飛び出した。派手な活躍ではなかったが大谷が劇的舞台をお膳立てしたのだ。 それに対してジャッジは何もできなかった。NYメディアが怒るのも無理はない。 スポーツサイトの「エンパイア・スポーツメディア」も「ジャッジはア・リーグMVPタイトルを得る見通しとなっているが、彼のレギュラーシーズンの成功は、好投手相手に苦戦しているポストシーズンにつながっていない、彼のプレーオフ53試合でのチーム貢献度は、平均選手よりわずかだけ上に過ぎない」と厳しく叩いた。 そして大谷との比較論をこう展開させた。 「ドジャースのスター選手、大谷は、期待された多くの場面で活躍してきた。大谷のポストシーズンの成績は、打率.277、出塁率.414、長打率.489で3本塁打を放っており、大舞台で底力を発揮している。彼の安定した打撃は、攻撃面でジャッジにかかるプレッシャーを明確に表している。ヤンキースにジャッジの不振を許すだけの余裕はない」 ただジャッジは前向き。 「結局のところ、明日また試合があることを我々は分かっている。あのように(リーグチャンピオンシップ)第1戦に試合を負けても、我々にはブロンクスに戻る前に(1勝1敗の)タイにするチャンスがある」と語っている。
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