１０月２７日は衆院選の投開票日です。前回の投票率は全国で５５．９３％でしたが１０代は４３．２３％２０代は３６．５０％と若年層の投票率の低さが課題となっています。若者たちは今回の選挙をどう捉えているのでしょうか。その一方で選挙に関心を持ってもらうための取り組みも進んでいます。 街の人（１８） 「選挙権あるので、誕生日迎えたのでいきたいと考えています」 街の人（２０代） 「スマホでいろいろ見ているが日本が危ないと思って、自分が選挙に行かないと と思っている」 「忙しいので行かないです」 「若い人に対する政策があまりないじゃないですか。高齢者に目を向けた政策が多 いからだから若い人が選挙に行ってもあまり反映されないから行かないのかな」 さまざまな声があがるなか若者に政治に関心を持ってもらうおうとある取り組みが進められています。春日市役所に開設された期日前投票所。投票が公正に実施されているかを見守る「投票立会人」を務めるのは、福岡女学院大学４年の田中裕衣さんです。 春日市では去年の統一地方選挙から福岡女学院大学の学生に立会人の協力を求めています。そこにはこんな狙いがありました。 春日市選挙管理委員会　上野志保さん 「福岡女学院大学の心理学科にお願いして心理学的なアプローチから若者の投票率低下を食い止められないかということで共同研究を進めることになった。多くの学生さんに実際に投票を体験してもらい現場を知ってもらう目的で立会人の参加を呼び掛けた」 田中さんは大学の掲示板で立会人募集の情報を知り参加を決めたといいます。 田中さん 「私も投票したことがなかったので１回参加してみたいなと思った」 実際に投票の現場で働いてみた感想は・・・ 「どちらかというと年齢層が上の人が投票に来る人が多いのでもう少し若者が来たらいいのになと思いました」 去年の統一地方選挙で春日市の投票率を世代別に見ると２９歳以下の若者が２０％台にとどまっています。 「自民党が譲らないというかそういうのがあるので小さい１票ではあるけれど若者や投票したことない人にも広がればいいなと思う」 各政党の若者向け政策をまとめました。 自民党 「大学等の教育費負担軽減」 公明党 「奨学金の返還支援」 立憲民主党 「年１８万円の児童手当」 日本維新の会 「教育全過程の無償化」 共産党 「高等教育の無償化」 国民民主党 「高校までの授業料無償化」 れいわ新選組 「奨学金返済免除」 社民党 「出産の保険適用」 参政党 「１６歳以上に選挙権」