初優勝の琴桜、初場所の綱取り挑戦へ「悔いが残らないようやっていく」…一夜明け記者会見
大相撲九州場所で、14勝1敗で初優勝を飾った大関琴桜関(27)が千秋楽から一夜明けた25日、福岡市の佐渡ヶ嶽部屋宿舎で記者会見し「正直、実感はなかったが、周りの皆さんから『おめでとう』と言われ、少しずつ本当に優勝したんだなと思った」と喜びを語った。
琴桜関は1敗で並んだ大関豊昇龍関(25)と千秋楽で対戦。厳しい攻めを懸命に防ぎ、最後は隙を逃さずはたき込みで勝負を決めた。大関同士の千秋楽相星決戦は21年ぶりで、見応えのある取組に館内は沸いた。
取組前の鬼気迫る表情とは一変し、すがすがしい顔で会見に臨んだ琴桜関。来年1月の初場所(両国国技館)では、綱取りに挑む。「(横綱は)なかなか挑戦できる地位ではない。悔いが残らないようやっていきたい」と力を込めた。