DeNA・牧秀悟「もっと自分の可能性を広げていければ」 太細〝二刀〟バットを来年1月から試用
DeNA・牧秀悟内野手(26)が19日、東京・台東区の三共スポーツ本社を訪問。アドバイザリー契約を結ぶ同社の野球ブランド「シュアプレイ」のミーティングに堀岡隼人投手(26)、中日の近藤廉投手(26)とともに参加した。 牧はこのオフに中大時代からサポートを受けるバット職人の森崎氏と相談したうえで、今季使用した試合用バットの形は貫くが、来年1月の自主トレーニングから打球部を1ミリ太い64ミリにしたバットと、ヘッドを走らせる意識を植え付ける目的に重さ750グラム、太さ48ミリの極細練習用バットの〝二刀〟を試用することを決めた。 シュアプレイの担当者によると、現在の選手の主流は打球部の太さ64―65ミリのバットで、63ミリの牧モデルは細めではあった。導入の理由について牧は「使ってみて、果たしてどういう感覚を得られるのか。得るものもあれば、悪い感覚も出てくるとかもしれない。自主トレの期間はいろんな発見もしたいので。太いバットを使っている選手も多く、それを握ったときにこんなに太いバットもあるのかという発見もあった。それも試してみようかと思った一つの材料。まずは自主トレから使ってみて、キャンプでそれを使うかどうかはまたそのときに決める」と自らの引き出しを増やす狙いを明かした。 プロ入りから4年続けてリーグ屈指の成績を残したが、そこに甘んじることなく挑戦を続ける。「今までホームランバッターではないと言ってきたけど、チームとして必要な打順でもある。結局打点を取るには、本塁打を打てば打点も増えるし、チームの勝率も上がる。そういうところではしっかり打てるように。本塁打というよりは長打率を上げていけるように。もっと自分の可能性を広げていければ」とさらなる進化を誓った。