横浜市西区に本社がある日産自動車は、ことし4月から9月の決算を発表し、業績の悪化から世界で9000人の人員を削減すると発表しました。 日産自動車のグループ全体の決算は、前年の同じ時期と比べ、最終的な利益が93．5パーセント減の192億円となりました。 その要因についてアメリカ市場で激化する販売競争に対応するための費用が増加したことに加え、コストの上昇が収益を圧迫したことなどを上げています。 日産自動車は、世界で9000人の従業員を削減するほか内田誠社長の役員報酬を11月から50パーセント返上するということです。 内田社長は「ビジネス環境の変化にも柔軟・機敏に対応できるよう経営体制を見直し、再び日産を成長軌道に戻すことが目的」などとコメントしています。