[山口県]目指せ!初の観客千人超 レノファ山口レディース 29日のホーム戦で
選手が来場呼びかけ
中国女子サッカーリーグに所属するレノファ山口レディースが「総力1000人プロジェクト」と銘打ち、29日のホーム戦でチーム史上初めてとなる観客千人超えを目指している。チームはここまでリーグ戦で7戦全勝と好調。チーム最古参の並木愛子選手(29)は「千人超えの観客の前でプレーできれば個人としても初めての経験。一緒に勝利の喜びを分かち合いたい」とプロジェクト達成に意欲を見せる。 ここまで7試合は合計で35得点1失点と他チームを圧倒している。好調の要因について並木選手は、選手の人数が増えて普段の練習強度が上がったことに加え、「昨年から取り組んできた両サイドからの攻撃が決まっている」と説明。並木選手によると、35得点のうち、7、8割はクロスからの得点だという。 今季はサイドバックとしてプレーしている並木選手は29日の試合でも「サイド攻撃から得点というパターンは絶対に見てほしい」と意気込む。 プロジェクトの成功に向け、トップチームのホーム戦では選手自ら入場ゲートに立ち、来場者に「レノファにはレディースもある」などと直筆メッセージが書かれたチラシを手渡したり、並木選手とルーキーの石原桜選手(18)がトークショーに参加したりして、29日の試合への来場を呼びかけた。 防府市出身でレノファの育成組織で育った石原選手は「もっと多くの人にレディースのサッカーを見てほしいし、応援してほしい。会場に千人が詰めかける光景も見てみたい」と話した。 29日は午後1時から、山口市維新公園の維新百年記念公園ラグビー・サッカー場でSolfiore作陽(岡山)と対戦する。入場は無料。