来年はオンラインで確定申告しようと思います。間違えないか不安ですが、間違えてしまった場合はどうなるのでしょうか?
個人事業主やフリーランスの方、会社員であっても、給与収入が2000万円を超える方などは、基本的に確定申告が必要です。近年ではオンライン、すなわちe-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用した電子申告をすることができるようになりました。 本記事では、このe-Taxの概要を確認し、間違えたときの対応について解説します。
e-Tax(国税電子申告・納税システム)とは?
◆1.e-Taxとは? 国税庁によれば、「e-Tax(国税電子申告・納税システム)とは、所得税、消費税、贈与税、印紙税、酒税などの申告や法定調書の提出、届け出や 申請などの各種手続きをインターネットを通じて行うことができるもの」としています。 ◆2.e-Taxのメリット 私たちは、このe-Taxを活用することで、税務署に行かなくとも、自宅や事務所から確定申告を行うことができます。 具体的には、スマホとパソコンを使って、e-Taxを使えば、確定申告が可能です。では、このe-Taxのメリットについて確認してみましょう(表1参照)
◆3.e-Taxを使うには? 国税庁のホームページの確定申告書等作成コーナーを活用します。その指示にしたがって、確定申告書等を作成し、作成した申告書等をe-Taxを使って送信、申告を行います。その大まかな作成の流れを下記します。 詳細は、確定申告書等作成コーナーのガイドに従って申請をしてください。 (1) 入力に必要な書類を準備します。 (2) 作成コーナートップ画面の「作成開始」をクリックして作成を開始します。 なお、過去に作成コーナーを利用された方で、作成した申告書等のデータを持っている場合には、その情報を利用して作成ができます。 (3) e-Taxによる送信方法を選択します。 なお、e-Taxによる送信方式には、「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」がありますので、ご利用の環境に応じてどちらかを選択します。 (4) 作成する申告書等の選択し、申告書を作成します。 申告の種類、すなわち、所得税の申告、消費税の申告、贈与税の申告によって、必要な申告書が異なりますので、作成コーナーの指示に従って必要な書類を準備します。 (5) e-Taxを使って税務署へ申告書データ等を送付します。 以上で、確定申告が終了となります。