JR九州 需要に応じて変わる価格
テレQ(TVQ九州放送)
山崎香奈アナウンサー 「利用者で混み合っているJR博多駅です。すでに九州新幹線の一部区間では、価格の変動制の実証実験が行われていますが、来月1日から本格導入されます」 JR九州は今年3月から需要に応じて価格を変動させる、ダイナミックプライシングの実証実験を九州新幹線の博多ー熊本間で実施しています。ダイナミックプライシングの導入はJRグループでは初だといいます。 山崎香奈アナウンサー 「時間帯でどのくらい価格が変わるのでしょうか?」 JR九州営業部 矢野慎一郎さん 「プラスマイナス400円変わります」 利用客は出発の1カ月前から7日前までにインターネット限定の割引切符「九州ネット早特7」で予約する必要があります。実証実験が始まる前は大人片道の指定席が3800円でしたが今年3月からは予約状況に応じて3400円から4200円の間で変動します。このダイナミックプライシングを導入した背景の1つに「つばめ」の利用者が少ないことがあります。 現在は博多からほぼノンストップで熊本に向かう「みずほ」に利用者が集中。各駅停車の「つばめ」とは乗車時間の差が約20分あるものの時間にゆとりのある客につばめの利用を促し混雑緩和を狙います。 JR九州営業部 矢野慎一郎さん 「(JR九州の)メリットは価格が安い列車を選んでもらうことで列車ごとの乗車効率の平準化につながる。(実証実験では)混雑列車の数分後に出るつばめにシフトしている人がいる。まだまだ余地があるので進めていきたい」
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