米企業の業績見通し、ストラテジストの意見分かれる-株価伸び悩む中
一方、ブルームバーグが実施した最新のマーケッツ・ライブ(MLIV)パルス調査によると、力強い業績がS&P500種を低迷から引き上げると予想された。今週は大手ハイテク企業の決算発表がめじろ押しで、409人の回答者のうち3分の2近くが、決算が同指数を押し上げるとの見通しを示した。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のストラテジスト、ジーナ・マーティン・アダムス、ウェンディ・スーン両氏は、第1四半期決算の初期段階で、「これまでのところ、株価にとって力強い支えを提供している」と、リポートに記述した。
増益率は4年ぶりにシーズン前の予想を下回りそうだが、これはブリストル・マイヤーズ・スクイブの費用計上が主因で、この費用を除けば、S&P500種構成銘柄は前年比5%増と予想以上のペースで推移していると、両ストラテジストは指摘。利益率は「明るい部分」であり、これまでのところ78%近くの企業が予想を上回っており、2021年以来の好調さを示していると述べた。
原題:Strategists Split on US Profit Outlook as Stocks Pull Back (1)(抜粋)
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Sagarika Jaisinghani