『怪物の木こり』亀梨和也×菜々緒、衝撃の超刺激サスペンス
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1148回】 【写真全16枚】『怪物の木こり』/『首』
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 今回は、全国で大ヒット公開中の話題作から『怪物の木こり』と『首』をご紹介します。
映画館で観たい!『怪物の木こり』 ~止まらない狂気にドキドキ!
2019年、「第17回このミステリーがすごい!」で大賞に輝いた倉井眉介の同名小説を、鬼才・三池崇史監督の手で実写映画化した『怪物の木こり』。 サイコパスとシリアルキラーが対決するという斬新な設定のもと、超刺激的なサスペンス劇が繰り広げられます。
『怪物の木こり』のあらすじ
前代未聞の連続猟奇殺人事件が発生。それは、絵本「怪物の木こり」に登場する怪物を模した仮面を被った犯人が、斧で相手の頭を割って脳を奪い去るという、あまりにも残酷すぎるものだった。 そんな凶悪殺人犯が次のターゲットとして選んだのが、弁護士の二宮彰。しかし彼は、目的のためなら殺人さえも厭わない、冷血非情なサイコパスだったのだ。 警視庁の天才プロファイラー戸城嵐子、二宮の本性を知らない婚約者・荷見映美など、人々の思惑が交錯して、捜査は難航。事件の謎を解き、犯人の正体を暴かなければ、自分は殺されてしまう。極限状態にまで追い込まれた二宮が、逆襲に出る。 犯人は、なぜ脳を奪うのか。そして、なぜ二宮が狙われるのか……。
『怪物の木こり』のみどころ
主人公・二宮彰に扮したのは、亀梨和也。端正な顔立ちに、スタイリッシュなスーツ姿。危険な魅力を放つ“美しすぎるサイコパス”に、思わずうっとりしてしまう人も多いことでしょう。 ビジュアル的な魅力もさることながら、細やかさと大胆さを兼ね備えた演技で、多面性を持つ複雑なキャラクターを見事に演じ切りました。 共演には戸城嵐子役の菜々緒、荷見映美役の吉岡里帆をはじめ、染谷将太、柚希礼音、渋川清彦、中村獅童といった豪華メンバーが集結。どのキャラクターからも、ある種の狂気性のようなものが感じられ、その野性味あふれる演技は必見ですよ。