大学の学費を「無償化」することはできる? 必要な学力や家計基準を教えて!
支援を受けられるための学力
支援を受けるためには、学びたい気持ちを持っていて一定の成績を収めることが必要です。修業年限で卒業できないことが確定した場合、習得単位数が標準の5割以下、出席率が5割以下など学ぶ意欲が見られない場合は支援が打ち切られます。 なお、習得単位数が標準の6割以下の場合、平均成績が下から4分の1の場合、出席が8割以下の場合など、学習意欲が乏しいと大学が判断した場合は警告がおこなわれ、連続して警告を受けると支援の打ち切りになるため注意が必要です。また、場合によっては返還を求められるケースもあるため留意しましょう。
支援を受けるためには真面目に学修する態度が必須
高等教育の修学支援新制度は、2024年度から多子世帯や理工農系の学生等の中間層(年間収入約600万円)にも支援を拡大するといわれています。現状の制度のように収入による要件は定められておらず、扶養する子どもが3人以上の場合に授業料の減免や給付奨学金を受けられるとしています。 ただし、大学無償化は公費を利用した制度です。支援を受けるためには授業に真面目に出席し、必要な単位を修めることが求められます。 出典 文部科学省 学びたい気持ちを応援します 日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部