映画『緑の夜』場面写真

　ファン・ビンビンとイ・ジュヨンが共演する映画『緑の夜』より、日本版予告編が解禁された。 【動画】ファン・ビンビンとイ・ジュヨンがひかれあう――映画『緑の夜』予告編 　2023年ベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、テディ賞／パノラマ観客賞にノミネートされた本作。中国から韓国に渡り、抑圧された生活を送る主人公ジン・シャを『武則天-The Empress-』『355』のファン・ビンビンが、危うくミステリアスな緑の髪の女を『梨泰院クラス』『ベイビー・ブローカー』のイ・ジュヨンが演じる。監督は長編デビュー作『Summer Blur』（原題）が高く評価されたハン・シュアイ。 　10月の釜山国際映画祭での上映には主演俳優陣、監督がそろって登壇。ファン・ビンビンの俳優復帰作ということもあり、韓国での本公開を前に大きな話題を呼んだ。ここ日本でも東京国際映画祭にてジャパン・プレミアとしてお披露目となった。 　日本版予告編には、保安検査員として働く主人公ジン・シャの前に現れた緑の髪色をした女の姿。花火のようなタトゥーがのぞく胸元、そして耳元でささやかれる爆発音。触れられる肩、戯れに踏まれる足、今にもこぼれ落ちそうな灰を受け止めるために差し出される手のひら。ジン・シャの独白と相まって、どこか白昼夢のような雰囲気の中、2人が引かれ合っていく様子が映し出されている。 　そこから場面は一転。トンネルを抜ける映像から「怖いの？」というセリフに始まり、夜の闇を切り抜けるべく奮闘する2人の姿が、疾走感のある映像とともに映し出されている。 　不遜で挑発的な表情の男たち、意味深な視線をバックミラー越しに投げかけるジン・シャの夫、「こいつに許される必要が？」という緑の髪の女による叫び―。「全ては運次第」と言いながらもどこか居場所を見つけたような様子の2人が描かれている。 　映画『緑の夜』は、2024年1月19日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントにて公開。