国内外から釣具業者が集う中国威海国際釣具博覧会
【東方新報】3日間にわたって中国・山東省(Shandong)威海市(Weihai)で開催された第16回中国威海国際釣具博覧会(以下、釣博会)は、14日に閉幕した。国内外から1000社の出展者が集まり、国際取引の意向成約額は1.5億米ドル(約223億8900万円)、国内取引の意向成約額は5.9億元(約123億6817万円)に達した。 今回の釣博会の展示面積は約6万平方メートルで、釣り竿、リール、釣り針、釣り糸、釣り餌、ネットなどの釣具や、釣具製造の材料・部品・設備、釣り用電子製品と補助ツール、さらに釣りボート、キャンピングカー、パドルボード、テント、アパレル、バッグなども展示された。 会場では、広州市(Guangzhou)の釣具企業が製造したイカ釣り用のルアーがバイヤーの注目を集めていた。この製品は新素材を使い、より効果的に魚を引き寄せることができるという。また、浙江省(Zhejiang)の釣具企業はリール製品により10件以上の取引契約を獲得した。他にも、多くの企業が高級なオーダーメイド釣具を展示し、釣り愛好者の目を引いた。 さらに、米国、ドイツ、イタリア、シンガポール、日本、韓国、イギリス、インドネシアなどの国や地域からも業界関係者が訪れた。 釣博会では、カヤックによるルアー釣り大会や、パドルボード、サーフボード、カヤック、釣りボートの競技や試乗体験も行われ、来場者の体験をさらに豊かにした。 威海市は、博覧会の開催地であるとともに、中国最大の釣具生産拠点のひとつであり、「中国釣具の都」「中国釣り竿の街」とも称されている。市内には1000社以上の釣具製造および関連企業があり、原材料、製造設備、電子商取引(EC)、展示会や大会など、多様な要素を含む完全な産業チェーンを形成している。威海の釣具製品は、60を超える国と地域に輸出されている。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。