広報や啓発に協力を 虐待防止推進キャンペーンで オレンジリボン【長野県飯田市】
11月の「秋のこどもまんなか月間」に絡めたオレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンで、長野県内の児童福祉施設職員らでつくる「子ども虐待防止ながのオレンジリボン」の事務局らが10月31日、飯田市役所に佐藤健市長を訪ね、広報や啓発活動への協力を求めた。 「子ども虐待防止オレンジリボンたすきリレー実行委員会」が前身で、子ども虐待防止ながのオレンジリボンに名称変更して活動を継続している。 この日、児童相談所につながる無料の全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」の認知度を高めるための取り組みを紹介。活動10年を記念して松本市~長野市間で行われた「オレンジリボンたすきリレー」にも触れた。 児童養護施設での児童生徒の受け入れ体制にも話題が及び、課題を共有した。佐藤市長は「現場の意見を聞きながら一緒に取り組んでいけたら」と話した。 オレンジ色は子どもの明るい未来を表し、オレンジリボンには児童虐待の現状を広く知ってもらい、虐待防止への願いを込める。 キャンペーンの標語は「189(いちはやく) 気づいてあげて そのサイン」。市こども課は「虐待かなと気になった場合は189へ電話を」と呼び掛けている。通話無料で24時間対応し、地域の児童相談所につながる。