「ショウヘイを愚かにさえ見せる」大谷翔平は“162キロ剛腕”に完全に沈黙! 現地記者がパイレーツの22歳右腕を称える
強力打線に果敢に挑んだ。パイレーツの若き剛腕・ジャレッド・ジョーンズが現地時間6月4日(日本時間5日)のドジャース戦に先発して、大谷翔平を2三振と遊ゴロ併殺打に打ち取る快投を見せた。6回100球を投げて3安打無失点で今季4勝目をマークした。 【動画】大谷翔平のバットが空を切る!162キロの剛腕が唸りを上げた 米メディア『MLB.com』のアレックス・スタンフ記者は、「ジャレッド・ジョーンズの球速101マイルの剛速球はショウヘイを愚かにさえ見せる」というタイトルの記事を配信。 記事には、ジョーンズの「(ドジャースと)初めて対戦し、6つのゼロを記録して勝利のチャンスを得られた」というコメントが掲載されており、「ジョーンズが先発で気合を入れていたのは明らかだった。彼は初回に101マイル(162キロ)以上の球を3球投げた。その中には先頭打者のムーキー・ベッツへの101.4マイルと101.3マイルの球も含まれている」と伝えている。 さらに、「スタットキャストが2008年に記録を開始して以来、パイレーツの先発投手が投げた球の中で3番目と4番目に速い球であり、これを上回るのは2013年5月11日のポール・スケネスの101.9マイルのフォーシームと、2013年6月21日のゲリット・コールの101.7マイルのみである」と記した。 そして、「おそらくこの回の彼の最高の投球は、ショウヘイ・オオタニから3ストライクを奪った101マイルの速球だった」とし、カウント1-2から、大谷を三振に切って取った外角高めの162キロ直球について触れている。 パイレーツのデレク・シェルトン監督は、ジョーンズの投球について「これまで見た中で最高に近いと言えるだろう」と右腕の好投を称えていたという。 ジョーンズとコンビを組んだ捕手のヘンリー・デービスは「彼は自分の投球に自信を持っている」と言い、「試合が進むにつれて、彼はどんどん良くなっていった。それは素晴らしいことだ」と、賛辞を送った。 ジョーンズは大谷に対し、3回は無死一塁から145キロのチェンジアップで遊ゴロ併殺打に打ち取ると、5回は142キロのスライダーを投じてバットに空を切らせ、3打席とも完全に封じ込めた。 チームはジョーンズの降板後もリリーフ陣に抑えられて5安打完封負けを喫した。明日の同戦ではジョーンズと同じ22歳のポール・スキーンズが先発登板する。23年ドラフト全体1位で指名され、最速101.9マイル(約164キロ)を誇る剛腕を打ち崩せるか注目が集まる。2戦連続で打線が沈黙するわけにはいかない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]