外壁塗装をしている隣家の「ペンキ」がうちの車についた…!もめたくはないのですが、どう対処すればいいですか?
隣家での外壁塗装工事の際、自分の車にペンキが付いていることに気づいたらどう対処すればよいか気になる方も多いでしょう。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの? しかし、普段の付き合いや自分の家が工事するときのことも考えて、できるだけもめごとが起こらないようにしたいと思うかもしれません。 もちろん、外壁塗装業者はご近所になるべく迷惑をかけないよう最善を尽くしているはずですが、それでも完璧ではないときもあります。 本記事では、隣家で行われている外壁塗装のペンキが自分の車に付着してしまった場合の対処法や、修繕にかかる費用相場について、詳しくご紹介します。
外壁塗装でよくあるトラブルとは?
外壁塗装でよくあるトラブルのひとつが、塗料の飛散です。外壁塗装の際は、風などで塗料が飛散しないよう養生シートを使用します。しかし完璧に防ぐことが難しい場合もあり、隣家の壁や庭に停めてある車などに付着してしまう可能性があります。 そのほかにも、足場を組む場合は組み立てや解体時の騒音、塗料による悪臭、業者の車両が道をふさいでしまっていることなどが原因で近隣住民とトラブルになることもあり得るでしょう。
隣家の外壁塗装のペンキで車が汚れたら損害賠償を請求できる?
隣家の外壁塗装のペンキが自分の車に付着した場合、外壁塗装業者に対して損害賠償を請求できる可能性があります。業者が請負業者賠償責任保険に加入していれば、その保険を使って修繕費などを補償してもらえるでしょう。 請負業者賠償責任保険は、工事中に人やものに損害を与えた場合に利用できる保険で、外壁塗装中に近隣の建物や車などに塗料が飛散してしまった場合も対象になります。
隣家の住人ともめたくないときの対応は?
自分の車にペンキが付着しているのを見つけたときは、隣家の住人ではなく外壁塗装業者に責任を問う必要があります。民法第716条に「注文者は、請負人がその仕事について第三者に加えた損害を賠償する責任を負わない」と記載されているように、基本的に今回のような事例では隣家の住人に責任は発生しないと考えられます。 隣家の住人ともめたくないときは、住人への責任を問うような言い方は避け、できれば業者と直接話をした方がよいかもしれません。