飯田章のMS51クラウンHT再生Proj.完成まであと一息!? トップシークレット永田代表も修復作業に参画!
いよいよボディ修復の中盤戦に差しかかった飯田章さんのMS51クラウンハードトップ。うっすらと浮き上がっていたサビはしっかりと除去され、ついに下地のプライマーが入れられた。仕上がりに期待も高まる! 【画像19枚】ボディより一足先に板金作業を終えた外装パネル類は、下塗りのサフェーサーも吹き付けらた。まるで新品かと思うようなクオリティー。ライトを固定するステー部分(黄色)がポッキリと欠けていたため、トップシークレット永田代表の手で同形状に再生され、ライト枠に取り付けられている 【飯田章のMS51クラウン再生プロジェクト 1970年式 トヨタ クラウン HT】 そうしてサビの目を摘んでいった後も気が抜けない。というのも、古い鉄板は今のクルマと違って剝き出しのままだとあっという間にサビが発生する。そこで、ボディ全体に吹きつけられたのは、橋げたなどのサビ止めにも使用される建材用のプライマーで、現在の真っ白に塗られた塗料がそれだ。サビ止めの効果が大きいため、これを旧車の下地処理として使用しているそうだ。 素人目にはあとは塗装するだけの状態にも思えてしまうが、その前に頑固な純正塗装をスクレーパーで削ぎ落とした際についた小キズやボディの微妙な凹凸を滑らかにしていく必要があるという。 手慣れた様子で補修すべき部分をマーキングしていく。運転席側のリアまわりには後ろから押されたのか少し膨らんだ痕跡があったので、それもキレイに修復していくそうだ。 これら一連の板金作業を終えたら、色のりをよくするサフェーサーを吹いたのちに、いよいよ本塗装といった流れ。ボディに色が入った頃には、メッキパーツも仕上がってくるはずなので、完成まであとひと息!? 初出:ノスタルジックヒーロー2019年4月号 Vol.192 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部