【バレー】東京女子体育大学・吉永有希主将「人との関わりの中で成長していきたい」、岩島由佳「大学生らしく、自分にできることを活かして勝利に貢献したい」 皇后杯コメント
12月9日に武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で行われた令和5年度皇后杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド2回戦から東京女子体育大学・吉永有希主将(4年)、岩島由佳選手(3年)のインタビューをお届けする。 東京女子体育大学は1回戦でV2・ブレス浜松を破り、2回戦に進出。 2回戦では久光スプリングスに敗れたが、大学生らしいはつらつとしたプレーで健闘した。 試合後のインタビューに応じてくれた吉永、岩島両名はこの後、昨季に続きVリーグ・トヨタ車体クインシーズでプレーすることが決まっている。 吉永主将は内定選手として、岩島由佳選手は大学3年生としての加入。 今回の皇后杯を経て、Vリーグでどのような飛躍を目指すか、本人たちの思いを聞いた。
吉永有希主将(アウトサイドヒッター)
――大学バレーを振り返って。 吉永:楽しかったですね。 大学バレーは技術も速さももちろん高校生より上なのですが、そういった技術面の違いだけではなくて、大学生までならではの雰囲気というのがありました。 自分自身バレーボールを楽しめた4年間だったと思います。 ――インカレを経ての皇后杯。どういうことを成し遂げようと思った? 吉永:上のカテゴリーだったり、すごくレベルの高い選手とも戦える機会です。 特に今日対戦した久光さんはVリーグで優勝を争うようなチーム。受け身ではもったいないですし、とにかく出し切ろうと。自分たちがどれだけ通用するかというマインドで臨みました。 ――長岡望悠選手とマッチアップする場面もありましたね。感想は? 吉永:一言で言ったら…やっぱりすごいな、と(笑) 打つだけじゃないというか、強打もあれば軟打もあって、状況判断も素晴らしくて。自分がまだ持っていない部分をたくさん見せていただきました。長岡さんのような選手を目指して頑張りたいです。 ――トヨタ車体への入団が決まりました。昨季も大学3年生でチームに参加、異例のケースでしたね。 吉永:お客さんみたいな立場だったのですが、クインシーズは選手もスタッフもみなさんが温かな人柄で、アットホームでした。すごくやりやすい環境で、3か月間プレーさせていただいて。大きな収穫もありましたし、それは大学生として今年の1年に活きたと思っています。 ――Vリーガーになるにあたって、最終的にトヨタ車体を選んだ決め手は? 吉永:昨季、チームが難しい時期に加入したのですが、その苦しい時にも選手の皆さんが前を見続ける姿がありました。 一人ひとりの距離が密接で、戸惑っている選手がいたらそれを複数人で一緒になってしっかり考えたり、サポートをしている、まさにチームプレーを体現している印象を持ちました。 一人でバレーはできないですし、いろいろな人と関わりながら成長したいなと考えて入団を決めました。 ――これからどういう選手になっていきたい? 吉永:チームを勢いづける選手です。バレーを始めてからずっとそういう選手になりたいと思ってきました。 チームが苦しいときに自分のプレーだったり、表現とかアクションでチームに勢いをつけることができる選手になりたいと思います。 ――今度はトヨタ車体の選手として後輩の岩島由佳選手を迎え入れることになりますね。岩島選手にはVリーグでどういうことを学んでもらいたい? 吉永:吸収できることはたくさんあると思います。自分の持ち味をしっかり出しながら、良いところをどんどん盗んでもらいたいですね。 彼女にはあと1年間大学リーグもありますし、最終年度で大きく活躍してもらえればと思います。 ――ファンに向けて。 自分はコロナ禍で大学バレーを過ごしました。たくさんの方に会場で応援していたけることや、点数が決まった時に大きな歓声があったり拍手をいただけるのはとてもありがたいことだと感じています。 いただいた声援に恩返しできるようなプレーをできるように努力していきます。これからも応援よろしくお願いします。
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