浦添への軍港移設テーマの短編ドキュメンタリー、17日に公開 歌はRude―α、監督は元OTVディレクター 沖縄
浦添西海岸の那覇軍港移設に反対する「美ら海を未来に残したいうちなーんちゅの会」が企画し、元沖縄テレビディレクターの平良いずみさんが監督を務めた短編ドキュメンタリー「この海は誰のもの~沖縄うらそえ西海岸物語」が、17日に公開される。海と共に生きる人々の声を通して軍港移設問題を描いた18分間の作品だ。公開を前に、同会メンバーと制作陣が1日、県庁で記者会見を開き、「埋め立て計画について考えるきっかけにしてほしい」とPRした。 【動画あり】浦添西海岸・パルコ前に広がる海のサンゴ
オンライン署名やイベント開催などを通して浦添西海岸への那覇軍港移設の問題を訴えてきた同会が、映像の力でより多くの人に伝えようと、ドキュメンタリー制作に向けて今年7月からクラウドファンディングを実施。約240万円の資金を集めた。 番組や映画の企画・制作会社「GODOM(ゴーダム)沖縄」が賛同し、同社の平良さんと山里孫存さん、渡邊修一さんがチームで制作、ナレーションと挿入歌はミュージシャンのRude―αさんが務めた。 記者会見で平良さんは「海を守ろうと奔走してきた人たちの声を伝えたい一心で制作した」と話し、「浦添西海岸は多くの人の思い出の場所でありながら、埋め立て計画は知られていない。この海とどう生きていくか思い描いてもらうために、ぜひ見てほしい」と力を込めた。Rude―αさんも「美しい景色を次世代に手渡せる側でいたい」と作品に込めた思いを語った。 作品は浦添市立美術館で14日から始まる「てぃだ結の浜写真展」の最終日の17日に初上映する。同日に同会のユーチューブチャンネルでも一般公開予定。
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