ドジャースがワールドシリーズ優勝パレードの費用3億1982万円を負担 財政難のロサンゼルス市を救う
ロサンゼルス・タイムズ紙は18日、ドジャースが11月1日のワールドシリーズ優勝パレードで必要となった警察や消防署のサービス費用202万8805ドル19セント(約3億1982万円)を喜んで払ったと報じた。 パレードは開放的な二階建てバスでダウンタウンを巡りながら、推定25万人のファンが通りに沿って見守った。その後、ドジャー・スタジアムで4万2000人のファンを前に盛大な集会が開かれた。 州法では、特別イベントの許可を申請する者(この場合はドジャース)が、参加者とコミュニティーの安全を確保するために必要な警察やその他の市職員のコストを支払わなければならないと規定している。したがって、警察署に約173万ドル、消防署に約29万ドルを支払うのはドジャースであり、納税者ではない。 ロサンゼルス市が抱える深刻な財政問題を考えると、ドジャースが支払うことになって助かった。市の各部署は7月1日から10月31日までの会計年度の初めから、少なくとも2億1500万ドルの予算オーバーとなっている。特に、市への訴訟に関連した高額な法的和解や裁判所の判決が財政を圧迫している。市の支出報告書によると、警察署がパレードに使ったお金のほとんどは警察官の時間給に支払われたもの。合計の勤務時間数は8823時間だった。