九州豪雨4年、球磨川の水面に菊やバラを浮かべ犠牲者悼む「父と天国で仲良く過ごして」
九州5県で81人の死者・行方不明者を出した九州豪雨は4日、2020年7月の発生から4年となった。 【写真】かさ上げ工事が続く神瀬地区
大規模な浸水被害に見舞われた熊本県球磨村の神瀬地区では、球磨川の支流に花を流して犠牲者を悼む「花おくり」が営まれ、遺族ら約60人が菊やバラを水面に浮かべ、手を合わせた。母・園田フサコさん(当時80歳)を亡くした川浪美江さん(55)は「母を忘れたことは一度もない。(豪雨前に他界した)父と天国で仲良く過ごして」と願った。