マー君を巡って米国で飛び交う怪情報
ポスティングの旧制度が失効していたため、大リーグのコミッショナーは「新制度が出来るまで、楽天との接触を自粛して欲しい」と、メジャー30球団に対して通達を出していた。このため、今月上旬に、楽天の立花社長が米フロリダ州で行われたウィンターミーティングの会場に姿をみせた時も、表向きは、メジャー球団は接触が出来なかったが、新制度が発効した今は、その足枷もない。楽天は態度を保留したまま、水面下で色々な可能性を探っているのかもしれない。 ■マー君の影響で凍結している投手市場 “マー君待ち”の影響で、メジャーの今オフの投手市場は完全に凍結。カノやエルズベリー、ベルトランら野手の大物が続々移籍先を決める一方で、FAのガーザやプライスら、一線級の投手陣は、クリスマスも目前という時期にも関わらず、一行に動きがない。田中の市場参入は、遅ければ遅い程、争奪戦はヒートアップするという意見もあえば、痺れを切らした球団が田中獲りから撤退するから、市場価値は下がるという意見もある。規則ではポスティング期間は、来年2月1日まで。最終的にメジャーに行くのであれば、球団のタイミングの見計らい次第で、マー君の契約内容には、多少なりとも影響がありそうだ。 (文責・一村順子/米国在住スポーツライター)