BoA、東方神起ら生みの親 SMエンタ創始者のイ・スマン氏 再び“帝国”築くか 新アイドルの動き韓国で報道
BoA、東方神起、少女時代などを生み出したSMエンターテインメントの設立者であるイ・スマン氏(72)が、再び新たなアイドルグループローンチに着手したと10日、韓国メディアの毎日経済が単独で報じた。 【写真】イ・スマン氏が日本で活躍できるよう育てあげ、SM旋風の原点となったはBoA 同メディアが取材したところイ・スマン氏は現在、全国単位でアイドル練習生の選抜および、プロデューサー採用に乗り出していることが確認されたという。大々的な公開オーディションは行っておらず、実力ある男女のアイドル練習生を集めるため、水面下で着々と作業を行っているそうだ。実際にスカウトされた練習生は、ソウル圏ではなく慶尚南道(キョンサンナムド)圏出身だと言われている。 イ・スマン氏は今年初め、個人会社のBlooming Graceを通して「A20エンターテインメント」の商標を出願。この当時、同社には芸能・娯楽業が含まれており「イ・スマン氏が、プロデューサーとして復帰するのでは」と推測された。しかし同時に、別会社のアイドルグループをローンチするという可能性も、提起されている。 イ・スマン氏は2023年2月、BTSやTOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥギャザー)などを擁するHYBE(ハイブ)に保有株式を売却し、国内で3年間の楽曲プロデュースをしないという〝競業禁止〟契約を結んだ。この条項が解除されるまで、約1年4カ月余となった現在、イ・スマン氏がエンタメ事業復帰に少しずつエンジンをかけるのには、十分な時期である。 また同氏は、SMエンターテインメント時代からともに歩んで来た、ユ・ヨンジンプロデューサー(以下、PD)をサポートする、新たなプロデューサーも複数人採用する計画であるという。そして自身が2015年に設立した、カルチャー・テクノロジーグループ・アジア傘下の音楽パブリッシング会社エコミュージックライツで、所属プロデューサーを選抜するようだ。イ氏はすでにソウル江南(カンナム)区清潭洞(チョンダムドン)に社屋を所有しており、作業室も備えていることが確認された。 最近、米国のある韓流メディアは、イ・スマン氏と自身の姪で少女時代メンバーのサニー、ユ・ヨンジンPDが中国・上海で並んで歩いている姿が目撃されたと報道。去る6月にも、中国でアイドル練習生と思われる少年たちと対話している姿が捉えられており、その行方に疑問を残したことがある。 SMエンターテインメントの象徴的人物であるイ・スマン氏とユ・ヨンジンPD。かつての〝イ・スマン帝国〟のように、新たな環境で再び〝帝国〟を築こうとしているのか、今後の動きが注目される。 (よろず~ニュース・椎 美雪)
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