チャールズ国王とカミラ王妃

チャールズ国王が2024年2月11日、がん公表後初めて人前に姿を見せた。 現在、ノーフォークにある王室の別邸サンドリンガムハウスで静養中の国王は、カミラ王妃とともに徒歩で近くにあるセント・メアリー・マグダレーン教会へ礼拝に向かった。沿道のファンに笑顔で手を振り、教会ではポール・ウィリアム牧師の出迎えを受けた。 【写真】国王を骨抜きに⁈ カミラ王妃の美しきロイヤルスタイルの進化を総覧 この数時間前には次のような声明も出しており、がんを公表して以来、人々から寄せられた多くの励ましの声に「心から感謝している」と述べた。 「がん患者ならお分かりのように、こうした温かい気持ちが何よりも慰めと励ましになります。また、私ががんを公表したことが世の中の多くの人々の理解を促進し、イギリスや世界各国のがん患者とその家族を支援する団体の活動に光を当てることに役立ったと聞き、大変元気づけられます。彼らの弛まぬケアと献身に対する私の称賛は、私個人の経験によってさらに大きなものとなっています」

ポール・ウィリアム牧師とともに教会へ

チャールズ国王は先月、良性の前立腺肥大症の手術を受けた際に「がんの一種」が見つかった。それを受けて、バッキンガム宮殿は先週の月曜日に国王の容態を発表。がんの種類は明かされていないが、前立腺がんではないということは分かっている。また、回復まで、いくつかの公務を行わないことも述べた。 妻であるカミラ王妃は先週の木曜日に、ソールズベリー大聖堂で行われた音楽イベントに出席した際、国王の病状をシェア。「このような状況でも非常に元気にしています。各地の皆さんから寄せられた手紙やメッセージに心から感動しており、非常に励みになります」と述べたことを、NBCが報じた。 ウィリアム皇太子とキャサリン妃、ジョージ王子（10歳）、シャーロット王女（8歳）、ルイ王子（5歳）も現在、学校のハーフタームを利用して、国王夫妻とともにサンドリンガムに滞在中だ。キャサリン妃が腹部手術から退院後、ウィンザーの別邸アデレードコテージを離れるのはこれが初めてのこと。 キャサリン妃に関しては、予定していた手術のため、1月16日に入院し、1月29日に退院後、現在も静養中。手術の種類は不明だが、がんではない。公務復帰はイースター明けの4月以降になると見られている。 王室に近しい情報源が先週金曜に報じた内容によれば、「キャサリン妃は順調に回復している。ウィリアム皇太子は、3人の子どもたちのよき遊び相手となっていて、その間彼女はノーフォークで気分転換し、ゆっくり過ごせることを楽しみにしている」と『Daily Mail』にコメントしていた。