長野朝日放送

県庁では新たに採用された職員の任用式が行われました。その中には子育てが一段落して30年ぶりに式に臨んだ女性がいました。 県の今年度の新規採用職員は教育委員会なども含めて194人。1人ずつ辞令が手渡されました。こちらの女性は一度退職した「元職員」を対象にした新しい制度で採用されました。 ■ウェルカムバック制度で採用・小林深雪さん 「そろそろ子育ても終盤になってきたので、もう一度自分のキャリアを積み直したいと思って今回採用（試験）を受けました」 1994年に県に入り、3年間勤務して退職。4人の子どもを育てながら、民間企業での勤務も10年以上経験しました。 ■ウェルカムバック制度で採用・小林深雪さん 「県職員を続けていくときっと知らなかったことは民間で学んだと思うので、今後県の仕事の中で生かせていけたらなと思います」 任用式は30年ぶり2度目の出席です。 ■ウェルカムバック制度で採用・小林深雪さん 「周りの方々が若くて、自分の子どもと年齢が変わらない方々と任用式に出せて頂いたので、逆に身が引き締まる思いがしました」 民間企業での経験を生かしたり、子育て後の多様な働き方を確保する新しい採用制度。 行政に新しい風が吹き込みそうです。