ひなビタ♪フィギュア大人気で増産 返礼品500体が品切れ 倉吉市ふるさと納税
倉吉市がふるさと納税返礼品として2024年春に受け付けを始めた「ひなビタ♪」のフィギュア(人形)が人気を集めている。寄付金額2万円の返礼品として準備していた500体分は在庫切れになった。12月にふるさと納税はピークを迎えるため、400体を増産する方針。 【人気】ふるさと納税「中国地方1位」 米子市の人気のワケは? 鍵は「担当者の本気度」
「ひなビタ♪」は架空の倉野川市を舞台に、女子学生らによるバンド活動を描くコンテンツ。倉吉市は2016年に倉野川市と姉妹都市提携を結び、ファンが訪れる「聖地」として知られる。 返礼品になっているのは体長約10センチ、2・5頭身でかわいらしくデフォルメした「ねんどろいど」。 同市に製造拠点を置くグッドスマイルカンパニー(東京都千代田区)と、「ひなビタ♪」の製作元であるコナミデジタルエンタテインメント(東京都)との協力で製作している。 10月末時点で1次受け付けを終了し、500体は順次発送する。ただ、12月はふるさと納税の駆け込み注文が発生し、動きが活発化するため、市は400体を増産。受け付けを再開することにした。 市は開会中の12月定例市議会に増産費用約610万円を含む本年度一般会計補正予算案を提案している。観光交流課の藤井拓也課長は「ひなビタ♪のイベントでは今も200~300人が通ってくれる。倉吉市との思い出とともに手に取ってほしい」と話した。