就活中の子どもが「公務員は激務でコスパ悪いから」と、民間企業を受けています。親としては正直“安定した仕事”をしてほしいのですが、考えが古いのでしょうか?
公務員はコスパが悪いのか
公務員はそもそも目指す時点でハードルが高いという意見もあります。 キャリア組といわれる総合職に採用されるためには、第1次試験、第2次試験として小論文などの筆記や面接、政策課題討議などを通過して、まずは採用試験に合格する必要があります。そのうえで官庁訪問をして面接などを行い、採用内定をもらわなければなりません。 やっとの思いで採用されても長時間労働や残業代の未払いなどの問題が待ち受けている可能性があると考えると、いくら表面的な収入が高くても勤務環境と照らし合わせるとコストパフォマンスが悪いと判断する人がいても不思議ではありません。
まとめ
本記事では「安定した仕事をしてほしい」と子どもに公務員の仕事を勧めることはやめたほうがいいのか解説しました。 考え方や価値観は人それぞれですし、変化が激しい世の中において、公務員も民間企業の会社員も含めて「ここに入れば勝ち組」といった場所は存在しません。どちらが良いといったものはありませんが「公務員は安定しているから」といった理由だけで判断すると、入職後に大きなミスマッチを引き起こす可能性もあるので要注意です。 出典 人事院 令和5年国家公務員給与等実態調査 報告書 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- 株式会社ワーク・ライフバランス コロナ禍における中央省庁の残業代支払い実態調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部