【ボートレース・桧村賢一コラム 舟券即戦力】「ファンの方を思って頑張りたい」旬レーサー松本晶恵(群馬・36歳)
まくりで1着が取れれば復調のサイン
クィーズクライマックスで2度の優勝歴があり、7.45の勝率をマークしたこともあります。そんな女子トップクラスの選手が前期は5.37でB1級落ち、新勝率は6.02でA1級復帰ならずと、スランプから抜け出せません。 もともとスタートを行かず、コーナー勝負で活躍してきた選手です。第5回クィーズクライマックスで優勝した頃は好調期で、差しよりもまくりが勝つシーンが多くありました。今年に入ってからまくりで1着を取ったレースはありません。不調期の証明です。松本の復調の判断は、まくりで勝つシーンが出てくるかどうかです。この1点に注目しておいてください。
モーター調整で迷いがあり、強気に攻められない
「一昨年頃から良いレースができていない。F2して、最初はスタートが行けない、そこからプロペラ調整もわからなくなって。本当にしっくりきた節はわずかですね。 調整で好きなのは出足型で乗りやすい感じ。そこに上手く持っていけないですね。なので、レースは小さくまとまって、強気にいけない。いろいろ試してみて、去年よりはマシかなあと思うけど、全然です。完調の糸口はまだ見えませんね。 宮島は優勝もあるし、勝率も取れているので好きですよ。ただ、調整が難しいイメージはありますね。さらに季節の変わり目が苦手なんです。温水パイプの脱着時期とか。暑いか寒いかはっきりのほうが良いのですが、今回は5月かあ(苦笑)。 ただ、こんなに成績が振るわない中でも、今回は沢山投票してもらって、ファンの人には感謝しかありません。今回はいつも以上にファンの方を思って頑張りたいと思います」。 (マンスリーBOATRACEより抜粋) ●1着決まり手(過去6ヵ月) ・逃げ…10回 ・まくり…0回 ・まくり差し…5回 ・差し…2回 ・抜き…1回 ※出場予定…宮島・GⅡレディースオールスター=5月7日~12日
マクール