車両保安基準の確認試験を公開 ダイハツ滋賀工場で国交省
ダイハツ工業が自動車の大量生産に必要な「型式指定」の認証を巡り不正をしていた問題で、国土交通省は15日、不正のあった車種が安全や環境に関する性能の基準(保安基準)を満たすかどうかを確認する試験の一部を報道陣に公開した。 公開されたのは、滋賀県竜王町の同社工場で実施された試験。時速50キロで走行する車両の前面をコンクリート壁に正面衝突させ、車両内部を確認。運転席と助手席に乗せたダミー人形がシートベルトを着用しているか、大量の燃料漏れがないかどうかなどを調べた。乗員の保護状況と、車両の安全性の確認が狙い。 国交省の担当者は「一部の車種の試験結果は今月中に発表したい」と話した。