“ベンゼマ以上”とも言われたレフティーのファンタジスタは今 プレイする場がないまま2年が過ぎようとしている
リールでプレイしたのが最後
カリム・ベンゼマ、サミル・ナスリ、ジェレミー・メネズと同じ特別な『1987年組』と言われ、その中でも1番の才能の持ち主とまで言われた天才レフティーは今どこに。 2022年4月に最後の試合をこなしてから、フリーの状態が続いているのはFWハテム・ベン・アルファだ。 今月7日には37歳の誕生日を迎えたのだが、ベン・アルファはまだ正式に引退を表明したわけではない。2022年7月にフランスのリールを離れてからはフリーの状態が続いていて、仏『Foot Mercato』によれば現在はパリにいる時間が多いようだ。 同じ1987年組ではナスリがすでに現役を退いていて、メネズはセリエBのレッジーナ、ベンゼマはサウジアラビアのアル・イテハドでキャリアを継続している。この中ではレアル・マドリードを中心に大活躍したベンゼマが1番の成功例だが、ユース年代ではベン・アルファがトップのポテンシャルとも言われたほどだ。 しかしファンタジスタ色が強すぎたのか、特定のチームにフィットすることがなかった。ニューカッスル、ニースなど中堅クラブで良い時間を過ごした時期はあったが、フランス代表では15試合しかプレイできないなど思い通りのキャリアとはならなかった。 その才能からもう一度プレイしているところを見たいと考えているファンもいるはずだが、37歳を迎えたベン・アルファはピッチへ戻ってくるか。
構成/ザ・ワールド編集部