能登半島地震から3週間 石川県、水道の仮復旧早くても2月末以降の見通し
日テレNEWS NNN
能登半島地震から22日で3週間。珠洲市などで中学生の集団避難が行われ、石川県は水道の仮復旧が早くても2月末以降との見通しを発表しました。 21日、集団で避難した中学生は珠洲市の102人と能登町の40人の合わせて142人です。 中学2年生 「ずっと勉強できなかったからちょっと頑張りたい」 避難先の金沢市の施設には生徒と一緒に先生も入り、2か月程度住み込みで生活します。 一方、石川県はほぼ全域が断水している6つの市と町の水道について復旧時期の見通しを発表しました。 輪島市や穴水町など4つの市と町が2月末から3月末、珠洲市は一部で2月末から仮復旧し、順次拡大。残りの一部地域は七尾市の一部地域の仮復旧と同じ4月以降の見通しです。 輪島市の観光名所白米千枚田の地震後の様子をNNNのカメラが撮影しました。 棚田には多くの亀裂が入っているものの、あぜ道は原形をとどめており、夜になると耕作シーズンを終えて設置されるイルミネーションも点灯していました。 一時、孤立集落となり、住民のほぼすべてが避難していなくなっているこの地区でも太陽光発電により自動点灯するため、地震後も変わらず光り続けているということです。