右肘手術の西武・柘植世那が実戦復帰「普通にやれた、大丈夫です」
昨秋右肘の手術をした西武の柘植世那捕手(26)が、完全復帰への手応えをにじませた。10日の春季教育リーグ・巨人戦(ジャイアンツ)にスタメンで実戦復帰し、3打数1安打。11日に埼玉県所沢市の球団施設でB班(2軍)の練習に参加した5年目の26歳は「普通にやれた。大丈夫です」と肘への不安を一蹴した。 ■「愛おしい」源田夫妻が雑誌の表紙に【写真】 柘植は昨年自己最多の59試合に出場したが、5月ごろに右肘の違和感が出ていた。「これがまた出るようだったら嫌なので。(昨年の)シーズン終盤ぐらいに入ってやろうと」と昨年10月に手術した。 術後は肘への不安があったというが、高知・春野で行われたB班(2軍)の春季キャンプ終盤に完全復帰。「ある程度暖かくなったら全然問題ない」と好感触をつかんだ。10日の復帰戦を振り返り「もう少しなじんできて、もっと動くようになったらもっと良い球を送球できる」と手応えを感じている。 今年は侍ジャパンに入った古賀や21歳の古市に加え、36歳のベテラン炭谷が楽天から6年ぶりに復帰。34歳の岡田も2度に及ぶ左膝の手術から練習に復帰しており、正捕手争いは激しい。それでも柘植は「誰がどうとかではなく、自分がしっかりやることが大事」と持ち味の守備とリード面でアピールを続けていくつもりだ。
西日本新聞社