【佐賀競馬】オリンピックと真夏の暑さとともに熱気上昇 混戦ムードの中距離重賞に新たな注目馬
パリオリンピックの総合馬術団体で銅メダルを獲得し、一躍注目を集めた“初老ジャパン”。日本馬術界としては第二次世界大戦前のロサンゼルスオリンピックで金メダルに輝いた“バロン西”こと西竹一選手以来92年ぶりのメダルだった。 【写真】アエノブライアンこれまでの軌跡 実は、馬術とも繋がりがあるのが佐賀競馬。東京オリンピック馬場馬術日本代表の林伸伍選手が昨秋のさがけいば祭りで馬場馬術のデモンストレーションを披露したほか、YouTube生配信「SAGAリベンジャーズ」にも定期的に出演している。初老ジャパンが銅メダルを獲得した直後の8月3日にも同配信に出演し、初心者向けに馬術の解説もしており、アーカイブも一見の価値がある。 さて、その佐賀競馬は真夏の暑さとともにサマーチャンピオンJpnIII、さらにはJBC初開催へ向けて熱気ムンムン。8月11日には中距離重賞・九州チャンピオンシップ(3歳以上、ダート1750m)が行われる。 グレイトパールやドゥラリュール、ミスカゴシマなどこのカテゴリーを牽引してきた馬が引退後は混戦ムードが漂っていたが、新たな注目馬が出現。前走・佐賀王冠賞(ダート2000m)で重賞初制覇を果たしたアエノブライアンだ。その前走では向正面で仕掛けると、一気に先頭に立って完勝。大井時代から一貫して1600m以上の長い距離を使われているように距離適性もバッチリで、重賞連勝が期待される。 そのアエノブライアンの2馬身差2着に粘ったのはブルーアロー。様々なコースや距離経験を持ち、小回りコースで先行できる点は中距離でも武器の一つだ。佐賀移籍後は一貫して飛田愛斗騎手が手綱をとっている。 有力馬と未対戦組で注目はコスモポポラリタ。今回が大井からの移籍初戦で、大井時代には高知優駿3着、北國王冠2着など西日本に遠征して1900m以上の重賞で上位入着がある。バテない豊富なスタミナが魅力で、最近は2000m以上のレースで好走している点を見るとここはむしろ距離が短いのではないかとさえ思える。近走は後方からのレースが続くが、前述の西日本の重賞では中団に位置取ることができており、そこから考えるとここでも中団かそれより前につけて好勝負になりそうだ。また、熊本県産のタケノサイコウも出走予定。 秋に向けた勢力図を知る上でも重要な九州チャンピオンシップは、8月11日佐賀6レース、18時15分発走予定。 このほかにも8月の佐賀競馬はイベントが盛りだくさん。ぜひインターネットで、現地で、熱いレースをお楽しみください。 【8月イベント予定】 ●8月11日(日)飯塚オートレースコラボイベント ・飯塚オートオリジナルグッズ抽選会 ・パッカルくん、さがのうまこグリーティング ●8月17日(土)伊万里市農業協同組合協賛「伊万里梨杯」実施 ●8月18日(日)農業担い手サミット in さが記念シリーズ開催 ●8月23日(金)さがしがコラボ in ボートレースびわこ (佐賀競馬は非開催) ・佐賀競馬オフィシャルアイドルグループ「UMATENA」ライブ ・ボートレースびわこ生配信YouTube「ボートレースコロシアムTAG」に佐藤哲三&優希乃が出演(ボートレースびわこ内特設スタジオより) ・ガラポンお楽しみ抽選会 ●8月24日(土)25日(日)さがしがコラボ in 佐賀競馬場 ・ガラポンお楽しみ抽選会 ・YouTube「SAGAリベンジャーズ」現地生配信 ●8月29日(木)サマーチャンピオンJpnIII ・佐賀競馬オフィシャルアイドルグループ「UMATENA」ライブ (文・大恵陽子)