英会話授業、海外の講師と一対一で 宇土中・高が県立校初 オンラインで生の発音、文法学ぶ
宇土市の宇土中・高は7月から、フィリピン在住の英語講師が生徒に一対一で英会話を教えるオンライン授業を導入した。熊本県内の県立中・高では初めての試み。2024年度末まで試験的に導入する。 指導はオンライン英会話サービスを提供する「Glats」(グラッツ、東京)のフィリピン事業所が雇用する現地講師が担当。同校では中学1年~高校2年生の約630人を対象に本年度各6回の授業を予定する。 9日は、宇土高2年5組の初めての授業があった。生徒約40人にそれぞれ講師が付き、パソコンの画面越しに「小学校に英語教育は必要か」をテーマに英語で会話を展開。チャット機能も駆使して、正しい文法の指導を受けた。 2年5組の男子生徒は「ネーティブの発音を勉強できた。すらすらと英語を話せるようになりたい」と話した。(古東竜之介)