<CS速報>日ハムがストッパー大谷の165キロ最速新記録で日本S出場決定
ソフトバンクも早めに動き4回からは東浜を投入したが、それが裏目に出た。 日ハムは、一死一塁からレアード、陽が連続四球を選び、満塁になったところで栗山監督が勝負手を打って出る。大野に代えて代打・岡。岡は高めの甘い変化球を見逃さず、打球はセンターフェンス直撃の2点タイムリー二塁打。同点においつき、さらに一死二、三塁の勝ち越し機に、代わった森に対して中島が、カウント1-1からスクイズを成功させた。三塁走者の陽と中島の連携プレー。森はホームにグラブトスをしたが余裕のタイミングでホームインした。 それでも中島は、「僕よりも、岡の同点打が大きかったですね。あのチャンスを逃すと相手に流れがいくので、なんとか勝ち越せてよかったです」と、謙虚だった。 守りもハッスル。3回に柳田の鋭いライナーを杉谷がファインプレーで止めると、5回も二死一塁からバースが、長谷川にレフトフェンス直撃打を打たれたが、クッションボールを処理したレフトの西川から中島と見事な中継でボールをつないで、ホームをついた内川を刺して、得点を許さない。 この日は、中田翔のバットが止まらなかった。5回、二塁内野安打で出塁した大谷を一塁において、レフト線二塁打。4番の本塁打を含む3本目のヒットで一死二、三塁にして近藤がライト線に2点タイムリー。「狙ったというより反応で打った。前の回にホームでアウトにした守備でリズムに乗れた」。たたみかけるような攻撃で7-4とリードを広げた。 栗山監督は6回からは谷元にスイッチ。守護神のマーティンがベンチに入っていなかったが、迷うことなく先手、先手の采配だ。3人で抑えた谷元は7回も続けてマウンドに上がりパーフェクトピッチング。8回からは宮西につなぐ。宮西は、先頭の柳田に内野安打を許したが、内川を投手ゴロ併殺打。ソフトバンクの中心打者を封じ込めて3点のリードを守った。決死のリレーの最後を任されたのは、まさかの大谷だった。