「天国に一番近いアイドル」遅咲きの2人 子育て中の“不安”と“モヤモヤ”が歌うきっかけだった
昭和の歌謡曲でファンを魅了する、2人あわせて「126歳の歌手」がいます。キャッチフレーズは「天国に一番近いアイドル」。孫を持つ遅咲きの2人ですが、ともにシングルマザーだったママ友時代に自らを奮い立たせたのが、歌うこと、音楽でした。今その2人の歌が、多くの人を勇気づけています。 【写真で見る】還暦間近にメジャーデビュー 「myunさん」と「yayoさん」
還暦間近にメジャーデビュー
「天国に一番近いアイドルのmyunとyayoです」 白のミニスカートにハイヒール。昭和のアイドル歌手を彷彿とさせるのはmyunさんとyayoさんです。3月にはあわせて126歳になる2人、「天国に一番近いアイドル」として、活動しています。2人は還暦が間近に迫った2018年にメジャーデビューしました。その歌唱力やパフォーマンスが徐々に話題となり、最近ではイベント、パーティーなどの出演依頼も増えてきました。
共にシングルマザー ママ友だった2人
子供を通わせる幼稚園で「ママ友」として知り合った2人は、ともにシングルマザー。不安を抱えながら子育てに追われていた20年ほど前に、「新たな生きがい」を見つけます。 myunさん(63) 「子供も小学1年と3年だったから、私がしっかりしないといけないと思って。自分自身が趣味でもいいからたまに歌を歌うことによって、はつらつと元気になるものがほしいと思っていました。アマチュアバンドに誘われて歌ってみたら水を得た魚のように元気になって」 yayoさん(62) 「子供のときから歌を歌いたいと思っていたし、当時はすごくモヤモヤしていて、そういうときにmyunちゃんが音楽を始めたというところから。モヤモヤを払拭したいことが具体的なきっかけでした」 myunさんが参加していたバンドにyayoさんが加入し、2人での音楽活動が始まります。 myunさん(63) 「歌えるの?と思っていたけど歌ってみると結構ハモれる、いいじゃんということで一緒にやることになりました」 その後、知人のディナーショーで2人だけで歌を披露した際に手応えを感じ、本格的にアイドル歌手を目指すようになりました。