給与を2万円アップした途端「定時退社」する社員が増えた…「固定残業制」を導入した方がいいでしょうか?
固定残業制導入で定時退社を減らせるかはケース・バイ・ケース
固定残業制を導入して残業する社員が増えるかどうかは、状況によると考えられます。 固定残業制において、一定時間の残業を見込んだ契約を労使間で交わした場合、正当な理由があれば社員に残業をお願いできるでしょう。 また、会社が一定の残業を期待していることが示されるほか、固定残業代を受け取る社員は残業のお願いを受け入れやすく感じる可能性があります。 一方、正当な理由がなければ、残業を強要することはできません。 固定残業制では、実際の残業時間にかかわらず一定額の残業代支払いを保証するため、人件費や労働環境を総合的に考えつつ導入を検討するとよいかもしれません。 出典 厚生労働省 愛知労働局 働き方改革応援レシピ~賃金制度制度編~ 固定残業代で労働生産性の向上!(6ページ) 厚生労働省 大阪労働局労働基準部監督課 ワンポイント!労基法シリーズ その(6) しっかりと支払われてますか? あなたの残業代 厚生労働省 36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針(1ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部